九手連の掲示板

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九州手話サークル連絡協議会の掲示板を再設置いたしました。

恩返し・・・手話通訳者のエッセ- - 大分県聴覚障害者協会

2018/06/26 (Tue) 21:56:14

「恩  返  し」
赤信号で停車していると、歩道橋の下で五~六人のお母さんが木影に隠れて上の歩道橋を注視している。
何事かと思って見ていると、可愛い幼稚園児が先生に連れられて堂々と歩道橋を渡ってきた。初めての幼稚園通園で、途中まで母親が迎えにきていたのだ。涙を拭いていたお母さんもいた。それを見ていた私も我が子の初めての通園場面を思い出し、涙ぐんでしまった。
しかし、そのうち子供は成長し、親の言うことを聞かなくなり、親も悩みを抱えて大変になるだろうと思いながら、劇的な親子対面場面を見ることなく、青信号を通り過ぎていった。
手話を勉強している健聴者に対して、ろうの人たちも、この母親のような立場で見ているのかなあと思う。
カタコトの手話しか知らない健聴者に手とり、足とりして手話を教え、何でも素直に言うことを聞いていた年令から少し手話ができるようになって、反抗するようになり、注意しても言うことを聞かない年令へと進んでいくのであろうか。子供はその無限の可愛さにより「三歳までに親に恩返しをする」と言われるが、手話学習者は、聴覚障害者にいつ恩返しをするのであろうか?また、どんな恩返しの仕方があるのであろうか。
私たちが常に考えていなければならないことだと思う。

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